転職エージェントは何社登録すべきですか。多すぎて管理しきれなくなりそうです。
登録は2〜3社が目安です。総合型を1〜2社で求人の母数を押さえ、そこに特化型かスカウト型を1社足す。これが管理コストと選択肢のバランスが取れる構成です。
「多く登録したほうが有利」と考えて5社、6社と増やす人がいます。ただ、ここで多くの人が止まります。連絡の管理が追いつかず、面談の日程が重なり、どの担当に何を伝えたか分からなくなる。結果として一社ごとの密度が下がり、かえって機会を逃します。
なぜ複数社なのか
理由は構造的なものです。
第一に、担当の質にはばらつきがあります。同じサービスでも、担当が変われば提案の精度も連絡の頻度も変わる。1社だけだと、担当との相性が悪かったときに比較対象がありません。
第二に、求人には重複と独占の両方があります。総合型同士でも保有求人は完全には一致せず、特定のエージェントしか持たない非公開求人もある。複数を併用することで、見える求人の範囲が広がります。
第三に、相場観です。2社以上から提案を受けると、「自分の経歴はどのレンジで評価されるのか」が立体的に見えてきます。年収交渉の土台にもなります。
多すぎると逆効果になる理由
率直に言うと、4社を超えたあたりから管理コストが提案の質を上回り始めます。
面談はおおむね1社あたり1時間前後かかり、その後も求人紹介や日程調整のやり取りが続きます。同時に進めるのが現実的なのは、在職中であれば2〜3社が限界です。連絡を放置すると優先度を下げられ、紹介が止まることもあります。
使い分けの型
役割で分けると整理しやすくなります。
- 総合型(母数を確保する軸):まず1社。求人の幅が広く、初回面談で転職の軸を整える用途に向きます。
- 特化型または2社目の総合型(比較と検証):書類の通過率や提案の傾向を1社目と比べる。職種が明確なら特化型が効きます。
- スカウト型(市場価値の観測):年収700万円以上を狙う層は、スカウト型を1社置いておくと、動かない時期も市場価値を測れます。
具体的な使い分けは 状況別の一覧 に状況別でまとめています。ハイクラス帯の組み合わせは ハイクラス向けエージェントの使い方 も参考になります。
始め方
最初から3社に登録する必要はありません。総合型を1社で軸を固め、提案の傾向を見てから2社目を足す。この順番のほうが、各社に伝える自己像がぶれません。
希望に合わない求人ばかり来る場合は、社数より伝え方の問題であることが多いので、なぜ希望と違う求人が来るのか も合わせて確認してください。
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