テンプスタッフの評判。派遣で事務職を狙うなら使う価値がある理由と注意点
先に立場を書いておきます。私がふだん見ているのは正社員の中途転職で、このサイトの記事も大半はそちら向けです。派遣を扱うのは、正社員一択で考えて遠回りする人を現場で何度も見てきたからです。とくに事務職を希望する20代後半から30代前半は、正社員の事務求人が少なく競争も激しいぶん、派遣を一つの通り道として設計したほうが早いことがあります。
テンプスタッフは、その派遣のなかでも求人量が業界トップクラスの大手です。事務職の選択肢が厚く、運営はパーソルテンプスタッフ。派遣という働き方の長所と短所を整理したうえで、向く人と賢い使い方をまとめます。
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どんなサービスか
テンプスタッフは、パーソルテンプスタッフ株式会社が運営する人材派遣サービスです。取引先企業が多く、扱う求人の数は業界でも上位で、なかでも一般事務・営業事務・データ入力といった事務職の比率が高いのが特徴です。
派遣の仕組みは、雇用主が派遣会社、就業先が取引先企業という三者構造です。給与や福利厚生は派遣会社から提供され、テンプスタッフの場合はスキルアップ研修、有給休暇(半日単位の取得を含む)、通勤交通費の支給などが用意されています。登録から就業までの起点になるのが来社予約で、そこで希望条件やスキルをすり合わせる流れです。
派遣で事務職を狙うのが「通り道」になる理由
正社員の事務職は、求人が少なく競争が激しい領域です。未経験で正社員の事務に直接入ろうとすると、書類で落ち続けて消耗しがちです。事務職の競争率の実態は女性の転職の整理でも触れていますが、人気職種ほど「経験者優先」で回ります。
ここで派遣が効くのは、職務経歴を作る入口として使えるからです。派遣で大手企業の事務に就けば、「どんな業務をどの規模の会社でやったか」が経歴として残ります。未経験から正社員事務を目指す人にとって、この実務経験が次の一手の材料になります。派遣の経歴を不利に見せない書き方は職務経歴書のまとめ方で別途整理しています。
もう一つは、働き方の条件で選べることです。残業の有無、通勤時間、就業期間を起点に仕事を選べるのは、正社員では通しにくい希望です。育児や学業、資格取得と両立したい時期に、条件を優先して働けるのは派遣ならではの利点です。
テンプスタッフの強み
1. 事務職の求人量が厚い
派遣は、結局のところ「いま自分の条件に合う求人がどれだけあるか」で決まる面が大きいサービスです。求人の母数が小さい派遣会社だと、希望条件を出すほど紹介が止まります。テンプスタッフは取引先が多く事務職の比率も高いため、条件を絞っても候補が残りやすいのが実利です。
2. 大手企業に入る入口になる
正社員では書類で弾かれやすい大手企業でも、派遣なら就業できることがあります。社名で経歴を語るのは本質ではありませんが、大手の事務で身につく業務フローやツールの水準は、その後のキャリアで土台になります。
3. 研修・福利厚生が整っている
派遣会社の規模が小さいと、研修や福利厚生が手薄になりがちです。テンプスタッフはスキルアップ研修が用意され、有給や交通費といった基本的な福利厚生も整っています。長く働くほど効いてくる部分で、就業後の安心につながります。
こんな人に向いている
- 事務職を軸に仕事を探していて、未経験または経験が浅い
- 残業・通勤時間・就業期間など、働き方の条件を優先したい
- いったん派遣で実務経験を積み、職務経歴を作り直したい
- 正社員の事務求人で書類が通らず、別の通り道を探している
テンプスタッフが合わない人
正直に書きます。以下に当てはまる人は、派遣ではなく正社員の転職を先に検討したほうが筋が通ります。
- 年収を継続的に上げていきたい人:派遣は時給ベースで、昇給の幅が正社員ほど大きくありません。年収を伸ばすことが最優先なら、正社員の中途転職を軸にすべきです。職種を問わず広く比較するならdodaのような総合型から見たほうが早いです。
- 腰を据えて長期のキャリアを積みたい人:派遣は就業期間に区切りがあるのが前提です。一つの会社で昇進していく道を望むなら、設計が合いません。
- 専門職・管理職で市場価値を上げたい人:このサイトの主軸であるハイクラス中途とは客層が異なります。その場合は派遣ではなく、専門領域のエージェントを使うべきです。
派遣はあくまで「働き方を選ぶ」「経歴を作り直す」ための手段で、目的ではありません。ここを取り違えると、条件のいい仕事に就けても次につながらないまま時間が過ぎます。
賢い使い方
- 来社予約では条件を正直に並べる:残業の許容度、通勤時間、働ける期間、譲れない条件を最初に出すほど、紹介のずれが減ります。曖昧にすると合わない案件が増えます。
- 「派遣で何を得るか」を先に決める:経験を積むためか、働き方を優先するためか。目的を決めておくと、就業先選びの軸がぶれません。
- 正社員化を視野に入れるなら紹介予定派遣も見る:将来的に正社員を狙うなら、正社員登用を前提にした働き方があるかを担当に確認しておくと、遠回りを防げます。
まとめ
要点を整理します。
- テンプスタッフは事務職の求人量が厚い大手派遣で、条件を絞っても候補が残りやすい
- 派遣は、未経験から事務の経歴を作る通り道として、また働き方を優先したい時期の選択肢として使える
- ただし年収を継続的に上げたい人、長期で一社のキャリアを積みたい人には合わない
自分にとって派遣が手段として正しいかどうかから決めるのが先です。働き方を優先したい時期なら、求人の母数が大きいテンプスタッフは現実的な選択肢になります。
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派遣か正社員かで迷っているなら、状況を書いて弁慶に質問してもらえれば、どちらを通り道にすべきか一緒に整理します。
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